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トップ  >  労働110番  >  第8回 産前産後休暇

ベテラン相談員「たっちー」の労働110番
第8回の相談は、産前産後休暇についてです。

相談
私は派遣労働者ですが、現在の派遣先に派遣されて三ヶ月ほど経ってから、妊娠していることがわかりました。このため、派遣会社の担当者に「少し先のことになりますが、産前産後休暇を取りたい」との申し出をしました。ところが、派遣会社の担当者は「前例がない」「派遣先の担当者に相談してみないと…」などと繰り返し、一向に話し合いが進みません。出産予定日が近づく中、ちゃんと休めるのか、出産後に復職したとき仕事がどうなるか、がわからず不安なまま働いています。どうしたらいいでしょうか。

たっちーの回答
労働基準法では、産前六週間、産後八週間(多胎妊娠の場合は十四週間)の女性労働者が請求した場合は、休暇を与えることを会社に義務付けています。これがいわゆる「産前産後休暇」です。産前休暇は出産予定日からカウントし、産後休暇は実際の出産日からカウントします。契約社員、派遣、パートなどの雇用形態やそれまでの勤務期間に関わらず請求できます。ご質問の派遣労働者の場合、休暇を与える義務は派遣元にあるため、請求も派遣元に行います。
また、この産前産後休暇期間中とその後三十日間は、会社はどのような理由があってもその人を解雇することができません。ですから会社が何を言おうと、申請を出して出産予定日の六週間前になったら、休んでしまうという方法もあります。でも、派遣労働者の場合は、解雇にならなくても休暇が終わって復職するときに、それまでとはまったく労働条件の異なる派遣先に派遣されてしまうといったケースもあります。労働基準法に基づいて産前産後休暇を取ることを会社に確認し、復職はそれまで働いていたのと同じ職場・仕事(または同様の職場・仕事)で働くことを確認する必要があります。しかし、身体的にも精神的にも大きな負担を伴う妊娠・出産と平行し、個人で会社と交渉することは大きなストレスともなり、ご自身だけでなくお子さんのためにもよくありません。
このため、妊娠がわかったできるだけ早い時期に労働組合に加入して会社と交渉を進め、休暇を取得できる体制を整えるとともに、復職後の仕事を確認し、安心して出産に望みたいところです。東京ユニオンには、産前産後休暇を取得した派遣労働者も多くいます。安心して、元気なお子さんを出産し、出産後も安心して働き続けるためにも、個人ではなく労働組合として会社と交渉することが有効なのです。











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